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7月になりました。今の私の状況報告。
皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。
梅雨があったのかなかったのか。本当に梅雨らしい梅雨はなく梅雨明けしてしまいました。そして連日の暑さ。熱中症に記を付けて、水分はしっかり摂って、エアコンも入れて体調管理してくださいね。
後、台風4号が近づいてきています。来週7月6日水曜日頃近畿地方に近づくような予報が出ています。台風にも注意してくださいね。
私の今の状況を少しお話ししておきます。悪性リンパ腫の治療のため抗がん剤による化学療法を行ってきました。「完全寛解」を目指して5クールにわたって抗がん剤投与を行ってきました。その結果「完全寛解」になりました。
さて、今入院しています。今回は、「完治を」を目指す治療を行っています。「地固療法」です。
「地固療法」は「寛解」してももし残っているがん細胞があればそれを叩くのが目的です。言ってみればとどめを刺すといった治療です。
使う抗がん剤はキロサイドです。キロサイドを2日間以渡って12時間毎計4回の投与です。これを2クール行います。
すでに、6月30日と7月1日に4回の投与を終えました。今のところ強い副作用もなく、食事も美味しくいただいています。ただ、これから骨髄抑制が来ます。
琴髄抑制に伴う血球の減少ですが、白血球ですと抗がん剤投与後1週間から2週間で最低値になります。血小板は、少し遅れて2週間から3週間で最低値になります。赤血球は寿命が長く120日です。したがって投与後2週間から1か月かけて緩やかに減少します。
骨髄の回復を待つことになります。この際にG-CSF(顆粒球コロニー形成刺激因子製剤)投与を行います。
さて、今回の治療のもう一つの目的が最終的に行う「自家血幹移植」に向けて造血幹細胞の採取です。
骨髄が抑制されて回復する際に、この造血幹細胞が末梢に漏れ出てきます。この漏れ出てきた造血幹細胞を採取すします。2日間にかけて採取していきます。今回で「自家血幹移植」をおこなうのに十分な量の造血幹細胞を採取できれば、造血幹細胞の採取は今回1回きりです。ただ十分に採取できなかった場合は、次回2クール目のキロサイト投与による「地固療法」の際に採取することになります。
いずれにしてももうしばらく時間がかかります。しっかり「完治」して復帰して、「シン・渡邉医院」を再開したいと思います。
当初考えていた9月1日再開は少し難しいと思います。申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
Twitterでの相談は現在も行っています。治療の関係で直ぐにお返事できないこともありますが、必ずお返事を出しますので、何かお尻の具合で心配なこと、わからないことがあれば、遠慮なく相談して下さいね。
7月2日 渡邉医院 渡邉賢治