渡邉医院

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2月になりました。

 皆さんこんにちは。渡邉医院の渡邉です。

 2月になりました。今日は23日、節分ですね。皆さんは恵方巻を食べましたか?

 私はしっかり南南東を剥いていただきました。

 恵方巻は、福や縁を巻き込んで1年の幸せや願い事がかなうようにという意味で、巻き寿司。そして七福神にあやかって7種類の疑材が入って太巻きがいいとのことです。

 去年は本当に人生観が変わる激動の1年でした。今年は穏やかに、健康で1年が過ごせるよう願いました。

 渡邉医院も119日に約10カ月ぶりに再開しました。まだまだ体力的に不安はありました。両足はパンパンに浮腫んでいるし、大きく息を吸うと思うと、腰回りがパンパンに張って深呼吸がしずらい状態。少し長い間歩いていると、息切れと目が虚ろになってしまったり。でも、そろそろ仕事をはじめないと、この10か月間収入が0。あたしたち家族の生活を守るためにもそろそろ仕事を始めないといけないなあと思いました。

 とりあえず当分の間は、午前中の診療のみで行い、手術に関しては3月から始めようと思います。

 再開して2週間が経ちます。私としてはまずまずしっかり診察ができ、まずまずのスタートだと思っています。やはり患者さんを目の前にすると、自然に身が引き締まり、しっかり体が動いてくれます。すごいもんだと思います。

 やはり患者さんの前では、「悪性リンパ腫の患者」ではなく、「肛門科の専門医」として、しっかり取り組み、存在しなければなりません。

 119日の木曜日に再開して、金曜日、土曜日と本当に大勢の患者さんが受診してくださいました。この三日間、午前中の診察が午後3時、4時となってしまいました。

 私としては「渡邉医院を忘れないでいて下さったんだ。」と、とてもうれしい思い出いっぱいでしたが、待合室で何時間も待っていて下さった患者さんには、本当に申し訳ないと思いました。

 その後も、大勢の患者さんが受診して下さり、毎日130分から2時頃まで外来が続きます。本当にありがたく感謝です。

 この間の診療を通じて、本当に患者さんの優しさを感じました。

 私は、皆さんの期待に、しっかりと答えていかなければならないと、決意を新たにしました。ありがとうございます。

 この2週間の診察の間に、今すぐにでも手術をして治してあげたいと思う患者さんが何人か受診されました。本当に心苦しかったのですが、1か月間の外来診療で体調をしっかり整へ、しっかりした手術をしたいという旨をお伝えして、待っていただくことにしました。

 こんな感じで、渡邉医院は再開して、新しい歴史を創り始めています。

 最近、不思議な感覚を覚えました。

 悪性リンパ腫になる前と同じように地下鉄まで歩き、地下鉄を降り診療所まで歩く。そして診療をする。極々普通のことなのですが、それがすごく不思議な感覚でした。

  悪性リンパ腫に罹患したことが夢のような感覚。そして「今、しっかり生きているんだ。」という感覚。

 渡邉医院の新しい歴史は始まったばかりです。焦らず、ゆっくり、そしてしっかり診療していきたいと思います。

 まだまだ皆さんにはご迷惑をおかけすることがあると思います。優しい目で見守って下さいね。

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